原木買取 丸太買取

小径木・間伐材・小丸太の買取致します。

山に放置された間伐材はどうなる?

マルウッドでは小径木(直径3~10CM)を中心に仕入れ、加工しています。現在、市場からその材料が急激に減少しています。その理由の一つが原木価格の低迷です。中でも手間が掛かり、利幅の少ない間伐された小径木は市場に出回ることなく、山に放置される事が多いのです。『切捨て間伐』と言って立木の間に倒されたまま放置されます。
 皆伐(全伐)の山でも元の太い部分は大事にされますが、先の部分は、端材と一緒に置き去りにされている事も多いのです。伐採を終えた山肌にチラホラと原木が転がっているのを見たことないですか?あれがそうです。

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 朽ちて土に帰るので良かろうとも言えますが、数年を要します。その間、大雨や台風、地震等の自然災害が襲うのです。植林されていない山々は土砂崩れを引き起こし、放置された木々は土砂と共に川を流れ橋やダムを破壊しながら、海へ流れ着き次は漁場を荒らすのです。台風の後、漁場には、流木が流れ着き壊れた養殖いかだの補修作業に追われると耳にします。このように台風が過ぎ去った川や海は伐採放置の問題を浮き彫りにしています。切捨て間伐材が散乱する山は当然のことながら、植林もされないので簡単に土砂崩れを引き起こすのです。これが山の現状です。

 これから到来する台風シーズン、嵐の過ぎ去った後、土砂災害はもちろんのこと、木々が海に流れ着き漁場に被害をもたらす光景は、問題提起のきっかけになるでしょう。

間伐材を市場へ

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我々、小径木メーカーの他にも間伐材を利用する産業、それが、今、脚光を浴びている木質バイオマス産業。木材をチップ化もしくはペレット化して燃料とするのです。
個人的には、解体廃材のようにお役御免となった木材や加工過程で発生する端材といったものをペレット化には大いに賛成ですが、先程述べた放置残材を充てるのにはもったいなさを感じています。
細いながらもせっかく育った価値ある素材をわざわざ破砕し、ボイラーへ直行。もちろん燃料となることで無駄に使われてはいません。有効利用されていると言って良いのでしょう。
しかし、破砕する際のエネルギー・CO2排出を加味するとエコ素材とは程遠いと感じてしまいます。木は立派な素材です。木材として、形ある物として、何らかの加工をし出来るだけ長い間使ってあげることです。放ったらかしにされた間伐材が山で泣いています。川や海を荒らしたくはないと。利幅の少ない小径木ですが、荷台に載せて市場に、弊社に運んでやって下さい。知恵を絞って使わせていただきます。

小径木・間伐材・小丸太の買取

宮崎県内で伐採された原木(小径木)の買取を積極的に行っております。枝払いを済ませた材で、長さ・径級で選別してあれば大歓迎。お気軽にご相談ください。お蔭様で山主さんが持ち込んで下さっております。時には、弊社では加工不能な細過ぎる材が持ち込まれる事もありますが、山を守って下さるお気持ちが嬉しいので買取を続けている社長がいます。。。

玉切り2m4m小径丸太丸太杭法面パネル